地震や台風など、自然災害はいつ起きるか予測できません。
特に赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭では、「大人と同じ備え」だけでは不十分な場合があります。
この記事では、子どもと一緒に避難生活を送ることを想定して、家庭で用意しておくべき防災グッズを子連れ家庭向けにわかりやすくまとめました。
いざという時の安心のために、今日からできる準備を始めましょう。
目次
まずは基本!大人も子どもも必要な防災グッズ
どの家庭でも必要な“防災の基本セット”です。これらをまずは揃えることが最優先です。
- 飲料水:1人1日3L×3日分が目安
- 非常食:レトルト食品、缶詰、お菓子など(子ども用の食べ慣れた物も入れておくと◎)
- モバイルバッテリー:太陽光や手回し式タイプが停電時にも使えて便利
- 懐中電灯・ランタン:電池式・充電式どちらもあると安心
- 簡易トイレ:大人1人につき5〜10回分を想定
- 救急セット:絆創膏、消毒液、体温計、常備薬など
- マスク・消毒液:感染症対策や避難所での衛生管理に
- 防寒グッズ:アルミブランケットやカイロ、毛布など
- 着替え・下着:季節に合ったものを用意、下着は使い捨てしてもいいものを用意しておくといい
- 現金:電子マネーが使えない状況に備えて、小銭も忘れずに 等
子連れ家庭に特化した防災グッズリスト
子どもは環境の変化に敏感で、体調も崩しやすいため、大人とは別にしっかりと備えておきたいものがあります。
ミルク・授乳グッズ
- 粉ミルク/液体ミルク:常温保存できるものを選ぶと安心
- 哺乳瓶:使い捨てタイプや消毒不要のものが便利
- 哺乳瓶消毒グッズ:お湯がなくても使える消毒液タイプがおすすめ
- 授乳ケープ:避難所など人目が気になる場所で重宝します
おむつ・トイレ用品
- 紙おむつ:成長に合わせてサイズの見直しを定期的に
- おしりふき:大量にストックを
- ビニール袋:おむつ処理や汚れ物の仕分けに
- おむつ替えシート:床が汚れていても安心
- ポータブルトイレ:トイレトレーニング中の子どもに
食事・衛生グッズ
- ベビーフード:常温保存可能なパウチタイプが便利
- 子ども用カトラリー:スプーン・フォーク・ストローなど
- 紙皿・紙コップ:使い捨てできるものを多めに
- 水筒:ストロー付き・保温タイプなど好みに合わせて
- ウェットティッシュ:手拭き・口拭きなど多用途に使えます
着替え・生活用品
- 着替え一式:肌着・服・靴下などを1〜2セット
- 履きやすい靴:サンダルよりもスニーカーが避難向き
- バスタオル・ブランケット:体温調整や寝具代わりにも
- 抱っこひも:移動中も両手が空くのでとても便利
精神面のサポートグッズ
- お気に入りのおもちゃ・ぬいぐるみ:不安を和らげる効果があります
- 絵本やぬりえ:落ち着きたい時や暇つぶしに
- おやつ:いつもと同じ味が安心につながります
情報・身分証まわり
- 母子手帳・保険証のコピー:避難所での医療対応に備えて
- アレルギー情報のメモ:医療スタッフに伝えやすく
- IDカード:名前や緊急連絡先を書いて子どもに携帯させておくと安心
子ども専用の“防災リュック”も用意しよう
可能であれば、子どもにもリュックを用意し、自分の持ち物を持たせる習慣をつけておくのがおすすめです。
中身は軽めにして、
- お気に入りのぬいぐるみ
- おやつ
- ミニタオル
- 名前と連絡先を書いたカード
など、“安心できるもの”を中心に詰めておきましょう。
中身は定期的に見直しを!
子どもはあっという間に成長します。
気づいたらおむつが小さくなっていたり、ミルクが不要になっていたりすることも。
おすすめは、
- 年に2回(防災の日/年末など)に定期チェック
- 衣類・おむつのサイズを見直す
- 賞味期限の切れた食品を交換する
「使う日が来なければそれで良し」の気持ちで、気軽に見直しを習慣にしましょう。
おわりに|“小さな命”を守るのは、大人の備えです
災害は、備えていれば怖くありません。
特に子どもがいるご家庭では、「多めに」「早めに」準備しておくことが、いざという時の安心につながります。
今回のリストを参考に、ご家庭の防災セットをぜひチェックしてみてくださいね。
備えあれば、憂いなし。 今日の準備が、明日の命を守ります。


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