「マーダーミステリー」という言葉、最近よく耳にするけれど、実際にどんなゲームなのか分からない…そんな方も多いのではないでしょうか?
この記事では、マーダーミステリーの基本から、日本・中国・アメリカでの楽しみ方の違い、そして始め方まで、初心者にも分かりやすく解説します。

今はオンラインでもプレイ可能で、マダミスをトライするハードルはかなり低くなってるよ
マーダーミステリーとは?
マーダーミステリー(Murder Mystery)は、プレイヤーが物語の登場人物になりきり事件の真相を推理・体験する対話型ゲームです。
各キャラクターには独自の秘密や目的があり、プレイヤーはその役になりきって情報交換や議論を行い、事件を解決していきます。
「事前に配布される資料を読んでキャラクターになりきり、他のプレイヤーと対話しながら謎を解く」というのが基本スタイルで、まさに「推理小説」の登場人物に成れることが最大の魅力です。



あくまで対話を楽しむことが一番だよ!
積極的に発言していこうね
どこで楽しめるの?
現在、日本では以下のような場所や手段でマーダーミステリーを楽しむことができます
マーダーミステリー専門店
「Rabbithole(ラビットホール)」
大阪・東京を中心に、オンラインでもマーダーミステリーをプレイできる専門店です。
店名の「ラビットホール」は英語で「うさぎの穴」を意味し、「不思議の国のアリス」で別世界へと続く入り口として知られています。
この名前には「別世界への入り口」「没入感のある体験」という意味合いが込められていると考えられます。
「NAGAKUTSU(ナガクツ)」
大阪に主な店舗を構える、マーダーミステリーゲームの専門店です。
マーダーミステリーだけでなく、ボードゲームを楽しめるスペースや「物語カフェ」(物語に関連したテーマ性のあるカフェ)なども展開しています。
店名は「長く寛げる(ながくくつろげる)」から取って「ながくつ」と命名されたとのことです。



また別記事でマダミスプレイ店舗をまとめますね
ボードゲームカフェ
「ALCHERINGA(アルケリンガ)」
アルケリンガは大阪に拠点を構えるボードゲーム専門店で、ボードゲームやテーブルトークRPG(TRPG)、マーダーミステリーをプレイすることができる複合施設です。
株式会社グループSNEと株式会社コザイクが共同でプロデュースする「ボードゲーム&TRPG カフェ/ショップ」として、ゲーム愛好家に親しまれています。
「探偵キャンプ」
関東地域に3店舗を展開する、ボードゲームとマーダーミステリーが楽しめる専門店です。急速に店舗数を増やしており、現在注目を集めているゲーム専門施設となっています。
同じ運営会社では、謎解き体験ができるカフェ「はてな珈琲店」も展開しています。


オンラインプラットフォーム
「UZU(ウズ)」
初心者から上級者まで幅広いプレイヤーが楽しめるマーダーミステリー専用アプリです。
スマートフォン1台で、全国のプレイヤーと推理や議論を楽しむことができます。
※現在はパソコンからもプレイ可能となっています。
アプリが自動でゲームを進行するため、GM(ゲームマスター/進行役)を用意する必要がなく、気軽にマーダーミステリーゲームを楽しむことができます。
オンラインでいつでもどこでも遊べる手軽さが特徴です。
自宅で遊べるキット作品
「ウェンディ、大人になって」
4~5人向けのマーダーミステリーで、ゲームマスター(GM)不要で楽しめる作品です。
プレイ時間は約120分と比較的短めに設定されており、初心者でも気軽に始めることができます。


「罪と罰の図書館」
5~6人向けに設計されたマーダーミステリーです。こちらもGMが不要で遊べるのが特徴です。
プレイ時間は約150分で、基本的なルールやゲームの流れを理解している、少しマーダーミステリーに慣れたプレイヤーにオススメの作品となっています。


最近では企業研修やチームビルディング、TVやYouTubeでの芸能人プレイ動画も増え、さらに認知度が高まっています。



マダミスがいつでもどこでも手軽にプレイできる時代がもう来てるね~
日本・中国・アメリカのマーダーミステリーの違い
各国のマーダーミステリーにも違いがあります。
日本では人狼ゲームが流行していたことも有り、推理がメインという印象です
日本のマーダーミステリー
中国の「劇本殺(ジーベンシャー)」
アメリカのマーダーミステリー
マーダーミステリーの種類
マーダーミステリーは大きく分けて以下の3種類に分類できます!
1. 推理型(クラシック型)
2. ロールプレイ型
3. ストーリー型(感動型)
マーダーミステリーを成功させるコツ
初めてのマーダーミステリーを楽しむためのポイントをご紹介します
- キャラクター資料は必ず読み込む
- 分からない点はGM(ゲームマスター)に質問する
- 恥ずかしがらずキャラクターになりきる
- メモを取りながら情報を整理する
- 他のプレイヤーとの会話を大切にする
- 秘密情報は戦略的に出し惜しみする
- 正解よりも楽しむことを優先する
- 失敗を恐れず、思い切って演じてみる
- 他のプレイヤーの演技や推理を尊重する



誰が一番ポイントを獲得したとかじゃなくて、誰が一番楽しんだのか!を大事に楽しんでやろうね
勝ち負けではなくMVPを決めるとかで感想戦も全力で楽しもう~
これからマーダーミステリーを始めるには?
おすすめの始め方BEST4
- 初心者OKの専門店で体験会に参加
スタッフが進行をサポートしてくれるので安心です。
初心者であることを事前に伝えておくと、丁寧な説明や配慮を受けられるため、さらに安心して参加できます。 - YouTuberやVtuberの実況動画をチェック
実際のプレイの雰囲気やルールの流れが理解できます。
有名な動画を見てみることで、プレイヤーの推理プロセスや発言等も参考になります。 - 短時間・少人数向けの初心者キットから挑戦
グループSNEの作品は説明資料も親切で分かりやすいものとなっています。
初めて買うのであればオススメしたいキットになります。 - オンライン版で全国の仲間と気軽に参加
初心者歓迎の募集も多く、自宅から参加できます。
専用アプリ「UZU(ウズ)」やマダミス募集用サーバを使えば、多様なプレイヤーと出会えます。



初めての専門店への参加はかなり緊張したのを今でも覚えているよ
役立つ用語集
- GM(ゲームマスター): ゲームの進行役
- PC(プレイヤーキャラクター): プレイヤーが演じる役柄
- ハンドアウト: キャラクターの情報が書かれた資料
- 密談:特定のプレイヤー同士が他のプレイヤーから離れて非公開で行う会話
まとめ
マーダーミステリーは、単なるゲームを超えた「物語体験」です。日本では本格推理、中国では感動的なストーリー、アメリカではカジュアルなエンタメとして発展し、それぞれの文化を反映しています。
最大の魅力は「あなた自身が主人公になる」という点。これまでにない没入感と、他のプレイヤーとの濃密なコミュニケーションが、現代社会で貴重な体験となっています。
ぜひ一度、物語の中に飛び込んでみてください。
あなたも新たな世界の住人として、忘れられない体験ができるはずです。