【実践レビュー!】『罪と罰の図書館』 – 奇書と密室の謎が絡む中毒性マダミス!

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「読んだら死ぬ本」が眠るという噂の西洋風図書館。
そこで行われた、静かで優雅なはずの開館記念式典。
しかしその裏で起きたのは、密室での不審死事件……。

今回体験したのは、MYSTERY PARTY IN THE BOX シリーズの作品『罪と罰の図書館』

1960年代の日本を舞台に繰り広げられるこの物語は、ミステリー好きにはたまらない世界観に満ちています。
今回「修道女」のキャラクターを担当し、初めて訪れる店舗型マダミスにドキドキしながら挑戦しました!

結果から言えば、全体の没入感や演出にまだ課題を感じる部分もありましたが、ストーリー展開議論には大満足
このレビューでは、その魅力体験をたっぷりお届けします!

さくらもち

初めての店舗訪問、ドキドキしました~


目次

《プレイ情報》

「罪と罰の図書館」

特徴:図書館×奇書×密室殺人、過去と現在が交錯する重厚ミステリー

制作:グループSNE

プレイスタイル:5~6人 / GM必須 / プレイ時間150分

難易度   ★★★★★★☆☆☆☆
満足度   ★★★★★★★★★★
雰囲気   ★★★★★★★☆☆☆
没入感   ★★★★★☆☆☆☆☆
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆

初心者~中級者向けになります

評価や点数は、筆者の個人的な感想です。
実際の印象は人それぞれ異なる場合がありますので、ぜひご自身でも体験してみてください!

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ストーリー概要:読むと死ぬ奇書と、謎の密室殺人

舞台は1960年代の日本。

西洋風のモダンな図書館には、「読むと死ぬ奇書」が秘蔵されているとの噂があった。
事件は、図書館の開館三周年記念の日に起きる。

記者のインタビューに答える予定だった時刻に、司書が館長を呼びに行ったところ、いつもは鍵のかかっていない館長室のドアが閉まっている。
鍵を使って開けると、そこには事切れた館長の姿。
彼は椅子に座り、胸にはドストエフスキーの『罪と罰』を抱いていた……。

密室で発見された死体、容疑者たちは女学生・修道女・女医・記者・司書長・小説家というクセ者揃い。

ー果たしてこれは自殺か、それとも他殺か?

さくらもち

5人プレイだったけど、6人でやってみたかったな~

感想:初の店舗型で緊張MAX!でも満足度は文句なしの満点

今回訪れたのは話題のサービス「間借りでミステリー」が提供する会場の一つ、Loff room

マンションの一室という小規模な空間ながら、内装はしっかり作り込まれており、2種類の雰囲気の部屋を使い分けてプレイできるというのがユニークなポイントでした。

私は「修道女」という役を担当し、初の店舗型ということもあって序盤は緊張気味……。

思うように発言できず、他の参加者の皆さんには申し訳なかったのですが、それでもゲームを進めるにつれ徐々にキャラクターに入り込み、終盤には一気に楽しさが加速

感想戦では「えっ、それってそういうことだったの!?」と驚きの連続。
丁寧なGM進行BGMの使い方も相まって、ストーリーの緊迫感がしっかり伝わってきました。

ぷーどる探偵

綺麗なルール説明ですんなりと理解できたね


会場の印象:こだわりが光る空間と丁寧な進行

「Loff room」は2025年1月からマダミスを開始したばかりの新しい会場でしたが、インテリアや照明などにしっかりとこだわりを感じました。

普段はパーティールームとしても使えるという柔軟性があり、マダミス以外の用途にも対応できるのが印象的。

ただ、イベントでよく見かけるような“世界観への没入感を高める仕掛け”については、やや弱めに感じたのも事実です。
たとえば公演型などでは演者の衣装小道具空間演出まで徹底して作り込まれている印象ですが、そこまでの演出は見られませんでした。

とはいえ、それはあくまで他と比較しての話。
演出に頼らなくても作品のストーリー自体が強く、満足度の高さに直結していました。

ぷーどる探偵

本場中国ではプレイヤーがより世界観に入り込めるように、コスプレをしたり、プレイヤー1人に対してGMが1人ずつ付いたりするそうだね。


プレイを振り返って:魅力と気づき

『罪と罰の図書館』は、初心者〜中級者にとって非常に良いステップアップ作品だと感じました。

ストーリーは重厚でありながら、導入や資料の情報量は過度に多すぎず、マダミスに不慣れな人でも無理なく入り込める構成です。

また、個人的に印象に残ったのが、密談のルール制限が特になかったこと。
プレイ時間や人数にもよると思いますが、無制限な密談が展開を崩すこともある中で「どこで、誰と、何を話すか」の選択が重要になり、ゲームとしての緊張感が増していたように感じました。

プレイの自由度とミステリー性のバランスが取れており、「ちょっと踏み込んだ作品をやってみたい」と思った人にぴったりの難易度です。

さくらもち

丁度、「初心者」の私が感じた印象です~


まとめ:ほどよい難易度と濃厚な物語でマダミス好きに刺さる良作!

『罪と罰の図書館』は、

・重厚なストーリーと魅力的なキャラクター

・高すぎず低すぎない、ちょうどよい難易度設定

・初心者でも楽しめる導入の丁寧さ

・物語の考察や感想戦の盛り上がりが非常に濃い

という点で、初心者〜中級者に特にオススメしたい作品でした!

初めての店舗型プレイだったこともあり、個人的には改善点も感じましたが、それを踏まえてもまた別の公演にも参加したいと思わせる、素晴らしい体験でした。

マダミスに少し慣れてきて、「そろそろ物語性の強い作品に挑戦したい!」という方には、ぴったりの一本です。

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この記事を書いた人

夫婦でブログを運営している
さくらもち(旦那)と あんこもち(妻)です。

このブログでは、
謎解き・マダミス・子育て・犬との暮らし など、
日々の興味や発見を気ままに発信しています!

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