シャーロック・ホームズが登場するマーダーミステリーと聞けば、推理好きなら誰でもワクワクするはず!
しかし、今回は「初めてのGM」としてこの作品に挑戦。
しかも、ユドナリウムを使ったオンライン開催ということで、準備段階からすでに一大チャレンジが始まっていました…!
本作「J・モリアーティの暗躍」は、プレイヤー全員がそれぞれの目的を持ち、疑心暗鬼の中で推理を進めていく。
果たしてモリアーティを見つけられるのか・・・!?
《プレイ情報》
特徴:19世紀ロンドンを舞台に繰り広げられる推理劇
プレイスタイル:4人 / GM必須
制作:セカンドステラ
難易度 ★★★★★★★★★★
満足度 ★★★★★★★★★★
雰囲気 ★★★★★★★★★☆
没入感 ★★★★★★★★☆☆
オススメ度 ★★★★★★★★★★

※こちらの評価や点数は、筆者の個人的な感想です。
実際の印象は人それぞれ異なる場合がありますので、ぜひご自身でも体験してみてください!
ストーリーが秀逸!
舞台は19世紀ロンドン。
とある貴族の屋敷に招かれたプレイヤーたちは、突如として不気味なメッセージを受け取る。
「気をつけろ。この中の1人は変装したモリアーティだ」
それぞれに異なる目的と秘密を抱えながら、プレイヤーたちは慎重に行動し、真相に迫る。
果たしてモリアーティの正体を暴き、その暗躍を阻止することはできるのか…!?

Lets’ ゲームマスター!
GM初挑戦の裏側:準備は大変、でも楽しい!
今回、私は初めてGM(ゲームマスター)としてマーダーミステリーを運営しました。
ユドナリウムの導入はとてもスムーズでした!
制作元であるセカンドステラ様が必要な設定ファイル一式をzipで丁寧に用意してくださっていて、それをドラッグ&ドロップするだけで簡単に展開できました。
ただ、ちょっとつまずいたのが「プレイヤーをどうやって招待するか」という点。
ルームの作り方や共有の仕方が最初は分かりにくくて、そこが一番の壁だったかもしれません…。
とはいえ、ルームをパスワード付きで作成し、そのURLを共有すればすぐに参加してもらえます!
一度流れを掴めばとても快適に遊べるので、初めての方はそこだけ押さえておくと安心です。
さらに、各ハンドアウトをじっくり読み込み、物語の流れや全体構成を把握するのにもかなりの時間がかかりました。
途中でプレイヤーにストレスを感じさせないよう、感情の流れまで意識しながら準備した時間は、まるでミステリー小説を読んでいるような楽しさがありました。
そして本番。
事前にYouTubeでプレイ動画も見ていたのですが、実際に自分がGMとして進行してみると、同じ設定でもプレイヤーたちの個性によってまったく違う展開に!
「これがマーダーミステリーの面白さだ」と強く実感しました。
誰が犯人だったか、だけでなく、その会で描かれた“真実”が唯一無二の物語になる。
この体験こそが、マダミスの醍醐味だと思います。



マダミスには色々な楽しみ方あるな~
高難易度の推理戦!一筋縄ではいかない展開
ネタバレになるので詳しくは語れませんが、この作品…
「誰を信じるか」「どこで舵を切るか」が本当にカギになります。
4人全員が物語の中で重要なポジションを担っていて、誰か一人が埋もれるなんてことはありません。
全員が主役級の立ち回りを求められます!
そして何より熱いのが、プレイヤー同士の心理戦
限られた情報の中で、どこで信じ、どこで疑うか。毎ターンが緊張の連続です。
推理だけでなく、相手の言動や空気感から真意を探る直感力も試されるため、ただのロジック勝負にはなりません。
実際に参加したプレイヤーの中には、ホームズ役で挑んだはずが思い通りにいかず苦戦…!なんて予想外の展開も。
でもそれがまた、この作品の醍醐味。読み合いと逆転が生むドラマがたまりません!
今回はGMとして参加させていただきましたが、プレイヤーの皆さんの行動や推理には本当に驚かされました。
「そういう捉え方もあるのか…」と、思わず唸ってしまう場面が何度もあり、
こちらの想定を越えてくる考察に、観戦していた僕も深く関心させられる展開の連続でした。
ひとつの状況に対して様々な解釈が生まれ、それがゲームをより立体的にしていくのを目の当たりにできるのは、やはり俯瞰的に見ることのできるGMならでは、だと考えます。
プレイヤーがそれぞれの立場から真剣に思考し、物語を動かしていく姿を見るたび、このジャンルの魅力と奥深さを改めて感じました。



難しさの中にも楽しさがあるんだね!
まとめ:初めてのGMでも楽しく運営できた極上のマダミス!
「J・モリアーティの暗躍」は、
感想戦では、参加者に物語の魅力がしっかり伝わったと感じられたのが何より嬉しく、「またGMやってみたい!」と素直に思える体験になりました。
GMに初挑戦する方にもぜひおすすめしたい作品です!